中高年と基礎代謝
運動する本当の目的
それではここから、
ダイエットにおける真の“運動の目的”
というのをお話します。

ふつう、テレビのバラエティー番組などを観ていると、
「ダイエットに挑戦!」といったコーナーで、
太ったタレントがぜぇぜぇ、トレーニングバイクをこいだり、
エアロビクスで大汗をかいたりしていますよね。

みなさんも、「ダイエットと運動」 という言葉を聞いて、
連想するのは、同じような絵づら、
ではないでしょうか。

そして、
どうしてこんな運動をしなくちゃならないのか?
という問いに対して、おそらく、

汗をかいて痩せるため。
運動して脂肪を燃焼させるため。


という答えが返ってくるのが普通でしょう。

でも、それは、間違いです。


まず、汗をかいても痩せません。
水分を補給すればもとに戻ります。

また、
「水太り」という言葉は、ガセ。
です。
ジュースなど、カロリーの高い水分を、多く摂ってしまっているだけ。

体内の水分が6%減少すると、脱水症状を起こすので、
サウナの後でも、ちゃんと、水分を補給してください。


つぎに、
“脂肪燃焼のため”ですが、「これは無い。」
とは言いませんが、焼け石に水。

です。

体脂肪1kgは、7700kcalあります。
10分走ると、115kcal分、カロリーを消費します。
百歩譲って、全てが脂肪を燃焼させるとして、
14gは、痩せます。

それでも、
1kgの脂肪を燃焼するなら、11時間、
距離にして100km走らなくちゃならなりません。
これは不可能でしょう。


それなら、なぜダイエットのときに運動しなければならないのか、
と言えば、その目的は、
基礎代謝を下げないため。
なんです。

ダイエットするということは、体重が減ることで、
体重が減るということは、基礎代謝が下がることを意味します。

--------------------- 例(れい) ---------------------------

たとえば先ほどの、体重100kgのフツーB。
そのまんまの基礎代謝を、3000kcalとします。
つまり、100kgの体を維持させるのに、必要最低限のエネルギーです。

こいつがなんも運動しないで、絶食ダイエットしたとします。
それで、80kgまで、痩せたとする。

このとき、ただ軽くなっただけなのだから、
当然、体に必要最低限の維持エネルギーは少なくてすみます。

体重20kg減は、20%減だから、基礎代謝もまんま同じ比率で下がります。
2400kcal、といったところですか。

「だからどうした?」

って、ちょっとは考えてみぃな。

3000kcalの基礎代謝が、2400kcalまで下がったということは、
マイナス600kcalです。

ということは、、
フツーBはこの先、
永遠に、毎日の食事を600kcal、減らし続けない限り、また太る。
ということになるんです。

基礎代謝(必要最低限のエネルギー)が減っているのだから、
摂取量も減らす必要があるわけです。

ましてや“絶食ダイエット”などという無謀にも短期で痩せたのなら、
もともと食べていた量を、永遠に減らすことなど、まず不可能です。
必ず、食べなかった反動が来ます。

だからフツーBは、ほぼ確実に元より太った、体重120kgへと、
リバウンド、プラスアップすることが、見え見えなんです。


だから、ダイエットでは、基礎代謝を下げてはならない。

だから、筋肉量を減らしてはならない。

だ ・ か ・ ら 、 運 動 す る ん で す 。



------------------- 例(れい) おわり ------------------------

と、いうことで、
(。。。。。...(^^;)...(^^;))
わかっていただけましたでしょうか。


ところで話をはじめに戻すと
だいたいテレビのダイエット番組というのは、
「テレビである。」
というだけで、すでにやらせ的な要素を含んでいます。

たとえば、サプリメントAの効果をテレビで試すとき、
「みなさんには、1週間、ふだんと変らない生活をしてもらいました。」
などと、よくと言います。

けれども、
「テレビカメラに撮られて、放映される。」
と分かっている一般人が、その1週間、
ふだんと変らない生活を、できると思いますか?



こういった不公平さからまぬがれるため、
医療の分野では、単盲検試験・二重盲検試験という方法がとられます。

単盲検試験とは、
10人の被験者に中身を知らせず、
5人にはサプリメントA、あとの5人には、効果と全く関係のないもの、
を摂取してもらい、その結果を比較する、という実験方法です。

二重盲検試験とは、
被験者にも、それを配るスタッフや医師にも、
「どれが、サプリメントAであるか分からない。」
という状態で、よりきびしく、公平さを求める実験方法です。


医療の世界では後者の「二重盲検試験」の方が当たり前ですが、
せめてテレビの世界でも「単盲検試験」くらいは、常識にして欲しいものです。














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