中年太り解消法男性は前向きな発想で1日50グラムを目指す!

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ダイエット(diet)とは本来、「健康になるための食事。」を意味します。

 

はじめ、マスコミによって、女性の美容目的に誤用されたのが、
広く一般に定着してしまったようで、
もともと「痩せる。」といった意味は含まれていません。

 

ですから、「運動によるダイエット。」という言葉の使い方は、間違っています。
かといって、単に揚げ足をとって、“運動ダイエットはあり得ない” 
と言おうとしているわけではありません。

 

中高年世代のダイエットを考えるとき「運動だけ。」と
いうことはあり得ないことをお伝えしたいだけです。
ここでは特に、中高年という世代に特化した、
男性の中年太り解消法を、精神と体の両面から考えます。

 

中年太り解消の発想の転換とは?

 

中高年世代とはまた、熟年世代とも呼ばれてもいます。
豊富な経験や知識は選択肢を広げ、情報判断を誤るリスクを軽減してくれます。
しかしそれが足かせとなって肥満を放置し、
「初めの一歩」を踏み出せない場合も多いのです。

 

つまり経験だけに頼って「知っているつもり」になってしまい、
正しい判断を誤らせてしまう、といったマイナス面も持っています。
中年太りの解消法を考えるとき、最大の障壁となるのは、
この「知っているつもり」ではないでしょうか。

 

「知っているつもり」で食べて、運動しない。
知っているつもり」で肥満を放置する。知っているつもり」が、
肥満解消をさけて通ろうとする。」
「つらい、苦しい、歳だから、分かっているけど、できないだろう。」

 

こういった「経験」からくるマイナスイメージを払拭することが、
初めの一歩のような気がします。

 

「若くなる、健康になる、活動的になる、人生が楽しくなる。」という
プラスイメージに持っていく意識の改革こそ、すごく重要なポイントなのです。

 

目標体重は1日50g

 

中高年のダイエットで最も重要なのは、目標体重のクリアではありません。
健康の継続維持こそが目的です。
ゆえに初めから高い目標を掲げることは厳禁です。

 

日々の生活の中で、小さな目標をクリアし続けることが大切です。
ですから、目標体重は日割り計算で、ハードルは低く設定することです。
1ヶ月で10kgなどという考えは捨て、1日50gの精神でいきましょう。

 

それでも1年で18kgも痩せることになります。
また、毎日体重を意識することから、
リバウンドしてもすぐ取り戻せるので、自信にもつながります。
くどいようですが、中年太りの解消に一番大切なのは、継続維持です。

 

ダイエットは達成感を得るためのものではありません。
プラス思考は大切ですが、意気込みすぎると長続きしません。
気を楽に持って、日常生活に少しずつ馴染ませていく位の、
余裕を持ってください。

 

ちょっとづつ、できることから習慣にしていく。これが大切だと思います。
中年肥満の食事とカロリー計算
中年太り解消の主役は、食生活です。

 

食事こそが基本であり、すべてと言っても過言ではありません。
食品のカロリー計算は面倒なようですが、三日で身につく方法もあります。
基礎代謝量は性別・年齢・身長・体重によって決まります。

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これに生活に必要なエネルギーを足したものが適正カロリーとなります。
リバウンドを起こさないためにも、基礎代謝量以上の
カロリーを摂取することは必須です。

 

また、適正カロリー以上の食事を摂取すると、
当然太りますので、これ以下に抑えます。

 

これが食事における中年太りダイエットの基本です。
基礎代謝以上、適正カロリー未満の食事を続ければ、必ず痩せます。
つまり、引き算を日々足していきます。

 

目安としては、適正カロリー×0.9 となります。
日本人の平均は2200kcalなので、1900kcalを積み上げていけば、
まず痩せる、と考えてもらっていいです。

 

「そりゃあ、つらい。」という方は、あえて食事をふやすを参考にして下さい。
美味しく1900kcal は、不可能じゃありませんよ。
また、ネットには適正カロリーを計算してくれるサイトもたくさんありますので、
自分の数値を知っておくと良いと思います。

 

ただ難点は、カロリー計算が面倒なことです。
日々の食事の中で、自分が何カロリーぐらい食べたのか、
を判断するのには練習と、慣れが必要です。

 

もし、自分で料理をするのであれば、事前に素材の重さをはかり、
食品成分一覧から摂取カロリーを計算する。という方法があります。

 

これは大変面倒なようですが、3日間、
9食分だけを正確に計算してみて下さい。

 

するとあとは感覚で、ほぼ正確なカロリーを割り出せるようになるそうです。
この方法は私のオリジナルではなく、テレビのニュースで観ました。
どこぞの婦人会の、普通のお母さん達が全員、
このカロリー計算の感覚を身につけていていたんです。

 

「はかる」という行為を続けるうち、自然と出来るようになってしまうのは、
バイオフィードバック効果を、彷彿とさせました。

 

男性の中年太り解消法と運動消費カロリー

 

たたかわない中年太りの解消法にとって、
運動の基本を正しく理解することは不可欠です。

 

いっときの達成感を呼ぶ運動で、消費されるカロリーは
微々たるものですが、一般には過大評価されすぎています。
ですから大切なのは、運動は

 

「食事による減量が軌道にのってから始める。」

 

ことです。
後回しで、全然かまいません。

 

食事の節制プラス、ウォーキングなどの新たな運動習慣を
同時に開始すると、ダイエット全てを挫折させてしまう可能性が、
非常に高くなります。

 

食事はダイエットに関係なく、日常的に行っている
生活活動ですから、その活動内容を変更するのは、比較的容易と言えます。

 

つまり、「食事は、始めやすいから、できやすい。」のです。

 

しかし運動不足の人にとって、新たな運動という
生活活動を取り入れることは、非日常を感じさせます。
また、苦労の割には効果を期待できません。

 

つまり、「運動は続けづらいから、全てがイヤに、なりやすい。」のです。

 

特に中高年にとっては、「運動だけで、肥満は解消できない。」と
考えてもらって良いと思います。

 

これが基本です。

 

たとえば駅までバス通勤をやめて、30分徒歩に変えたとします。
消費されるのは約100kcalです。
一汗かいて缶コーヒーを1本飲んだら、100kcalで、プラスマイナスゼロです。

 

また、帰宅後毎日20分の、軽いジョギングを始めたとします。
消費されるのは200kcal。冷蔵庫を開けて
350mlの缶ビールを1本飲めば、相殺されてしまいます。

 

健康のために適度な運動は欠かせませんが、
はっきり言って、消費されるカロリーは少ないです。
その割に、私たちの誰もが、「運動」による消費カロリーは過大評価されすぎ、
「食事」による摂取カロリーは、過小評価されすぎています。

 

私をふくめたみなさん必ずこの傾向がある、と、断言できます。

 

「ちょっと、おやつで食べた、肉まん1個。」350kcalです。
この余剰エネルギーを消費するために、あなたはそのあと、30分走れますか?

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