遺伝子型のリンゴ型がβ3ARで洋ナシ型がUCP1でバナナ型がβ2AR!

スポンサーリンク

肥満もまた、その蓄積した脂肪細胞の種類や部位から、
皮下脂肪型肥満と、内臓脂肪型肥満に大別されます。
漢字ばかりで大変読みづらいため、
A型、B型と呼ばれて.......は、いません。...(^^;)

 

皮下脂肪型肥満はその本来の機能ゆえ女性に多く、
お尻や太ももに皮下脂肪がついて太くなった体型から、
洋ナシ型肥満と呼ばれています。

 

内臓脂肪型肥満は、こちらも、「狩りの瞬発力に備える」ため、
男性に多く、内臓まわり、つまり、お腹が太くなることから
リンゴ型肥満と呼ばれています。

 

また、これに加えて(2006年3月頃から)
遺伝子型によるもうひとつの体型が増えました。

 

これは、「β2-アドレナリン受容体遺伝子」というDNAを持ち、
基礎代謝が通常より200kcal、逆に高い体質です。

 

代謝が良すぎるため、太っている人は少ないけれど、
筋肉がつきにくい、というマイナス面があります。
たとえ今は痩せていても、いったん太りだすと止まらなくなり、
やせるのが非常にむずかしい、という体質です。

 

特徴としては背が高く、ひょろりとして猫背で、筋肉が少ないタイプ。
(アンガールズみたいな。...(^^;))
なので、これをバナナ型(肥満遺伝子)と呼びます。

スポンサーリンク

危ない肥満はどれ?

 

ところで脂肪細胞とは、単にお腹や下半身に蓄積して、私たちを、
リンゴや洋ナシの着ぐるみに、似せて見せて、見るものを楽しませてくれている、
...(^^;)だけではありません。

 

最近の研究では、特に内臓脂肪の細胞自身が、
他の細胞をコントロールするホルモンなどの物質を盛んに作り、
体内に放出することが分かってきました。

 

それらの物質の中で生活習慣病と関わりが深いものを以下にまとめました。

 

TNF-α           → 糖尿病の原因
PAI-1            → 心筋梗塞の原因
アンジオテンシノーゲン   → 高血圧症の原因
レプチン           → 高血圧症の原因

 

「これまた、なんのこっちゃ。」...(^^;)なのかもしれませんが、
とにかく内臓脂肪の細胞は、病気のもとになる物質を作り出している。
とゆーことなんです。

 

一方、これらを抑制する、いわば善玉ホルモン(アディポネクチン)も
脂肪細胞は分泌しますが、内臓脂肪の蓄積増加に反比例して、
どんどん減少してしまいます。

 

つまり、悪玉をふやす内臓脂肪は、同時に善玉を減らしてしまう。
とゆーわけなんです。
ここまで言えば、もう、“どんな肥満が危ないか”を分かっていただけたかと思います。
おわり。

 

........じゃなくって、...(^^;)これらのことから、
内臓脂肪型肥満が、危ない肥満と言えます。
また、危ない内臓脂肪型肥満は、男性に多いのです。

スポンサーリンク