肥満はBMI(体格指数)で数値化!体脂肪率と生体インピーダンス

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最近、女性が、特に若い女の子が必要以上に痩せて見えてしまうのは、
決してオジサンたちが歳をとったせいではありません。
事実、2割以上が“痩せすぎ”なんですから。

 

一方男性は、というと、日本人の統計ですが、
標準体重の死亡率を 「1.0」 とすると
痩せすぎの死亡率は 「1.6〜2.3」 で、太りすぎは 「1.1〜2.0」、と、
太っていた方が、痩せすぎよりは長生きするそうです。

 

「オイオイ、このサイトの存在意義が・・・。」とおっしゃる前に、
あなた、このふたつの“事実”をご存知だったでしょうか?

 

“適正体重の女性が、痩せすぎへのダイエットに走る。”
“太りすぎ、イコール成人病で早死にする、と思い込む。”

 

これらはみな、肥満の知識を正しく理解していない
がゆえの誤解ではないでしょうか。
ここでは、まず“肥満とは何か?”という定義から整理していきたいと思います。

 

BMI(体格指数)とは?

 

今日もっとも広く一般的に用いられている肥満の
測定法として、BMI(Body mass Index)があります。
身長と体重から体格を割り出す方法で、計算式は、
体重(kg)÷〔身長(m)×身長(m)〕となります。

 

気をつけるのは、身長の単位はセンチではなく、
メートルで計算します。(1万倍、痩せますから...(^^;))

 

簡単にチェックできますので、
次の「あなたの肥満度チェック」をどうぞご利用下さい。

 

肥満は体重だけではかることはできませんが、
身長に対する体重の比率は、脂肪の蓄積量と密接に関係しています。
このことから、この計算値は、国際的な基準となっています。
国内においては、日本肥満学会で、以下の基準を設けています。

 

BMI           判定
18.5未満         低体重
18.5以上〜25未満   普通体重
25以上〜30未満    肥満1度  (軽度)
30以上〜35未満    肥満2度  (中度)
35以上〜40未満    肥満3度  (重度)
40以上         肥満4度  (あえて呼ぶなら、超重度)

 

ちなみに、BMIの正常値は22で、25以上を肥満と判定します。
(2013年日本肥満学会肥満症診断基準検討委員会)
第一関門は、クリアされたでしょうか?

 

25未満でも、後で述べる「かくれ肥満」の場合もありますので、
ウェストサイズもチェックしておいてください。

 

ところで、見た目の体格や、BMI指数だけでは、
肥満と判断できない場合もあります。

 

たとえば、相撲の力士は肥満じゃありません。
「えっ?」と、私もはじめは思いましたが、これも事実です。
NHKの調査によると、幕内力士の平均体脂肪率は23.5%だったそうです。

 

これは、過体重という状態であり、肥満とは判定されないんだそうです。
もちろん力士の中でも体格はそれぞれなので、
全員というわけではないでしょうが、原則、筋肉なんですよね。

 

さすがは、日本古来の格闘技 !! という感じがしませんか?

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あなたの肥満度チェック!

 

以下のサイトへ行ってあなたの適正体重をチェックしてみて下さい。
http://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732

 

BMI数値結果の判定基準は、国や時代、
調査する団体などによって、少しずつ異なります。
現時点でのニッポン基準は、厚生労働省が発表した、
平成15年の調査結果が最新だと思います。

 

国民の体型 BMI区分
18.5未満 ⇒        低体重(やせすぎ)
18.5以上25未満 ⇒    標準体重
25以上 ⇒         肥満(太りすぎ)

 

と、以上のように区分されています。

 

本サイト内で述べている」“20代女性の2割以上は、やせすぎ。」と
いう事実も、この調査結果を根拠にしています。
ちなみに、40代男性の “やせすぎ” は、たったの1.6%です。

 

これは、国民、全世代の中で、最低の数字です。...(^^;)
あなたが40代男性で、BMI数値がもし、18.5未満であれば、
天然記念物的存在かもしれません。...

 

肥満と体脂肪と生体インピーダンスの穴とは?

 

人間の体の中で、もっとも多い構成成分は「水」で体重の50〜60%をしめます。
つぎに多いのが脂肪で、これを体重から割り出したものが「体脂肪率」です。
中年太りでは、体重よりもこの体脂肪率を重要視します。

 

また、一般の体脂肪計は体の電気抵抗
(インピーダンス)を利用して数値を求めます。

 

そのため、計る時の条件や体調などによってばらつきが出てしまいます。
ですので、体脂肪率測定字の注意点をまとめてみました。

 

ネットであれこれ調べていると、体脂肪の方は、
市販品で正確に測定するのは、むずかしいようです。
メーカーの基準や、測定時の状態などによって
インピーダンスは変化しますので、かなり数値にばらつきが出るようです。

 

以下に、情報をまとめてみました。

 

↑起床直後は測定を避けます。
インピーダンスは朝起きた直後が最も高く、
活動が少ないほど、高いままなんだそうです。
体脂肪率は高めに出てしまいます。

 

↑食後3時間以上あけて測定します。
食後2〜3時間までは、インピーダンスが増加傾向にあるそうです。
体脂肪率は高めに出てしまいます。

 

↓ ウォーキングなどの運動直後の測定は避けます。
運動によるインピーダンスの低下があります。
体脂肪率は低めに出てしまいます。

 

■体重計にのるタイプ
◇足のももの内側が触れてしまうと、測定値が大きく狂います。
↑体重が重くなるほど、インピーダンスが高くなるようで、
体脂肪は高めに出てしまいます。

 

■握るタイプ
◇腕の付け根が胸に触れると、測定値を大きく狂わせます。
◇握る強さで数値にばらつきが出ます。

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